« 池田酒店 先代の思い | メイン | スローフードについての考察 »

2003年01月01日

酒蔵の杜氏たるもの・・・

杜氏・・・・
それは、酒造りの総責任者・・・・・と現代ではそういう言葉が当てはまるのだろうか・・
どうしても違和感を感じてしまう。蔵元には、もちろん「社長」・「専務」など各役職があって、
会社として成り立っているわけだが、この杜氏とは、もちろん酒造りの総責任者では
あるけれども、当時のさじ加減ひとつで、この蔵元を潰してしまうこともありえる・・・・
社長よりもすごい存在だと私は認識している。
通常、杜氏とその蔵人たちは、酒造り・仕込みのころ(おおよそ秋口)に、
蔵元にやってきて、酒造りに勤しむ。そして酒造りが終わる春には、また故郷へ帰っていく・・・
そして故郷での別の仕事が待っている・・・・といったつくりだけの契約をしている蔵が
ほとんどだろうと思われる。たまたまよく私が顔をのぞかせてもらっている蔵元での杜氏は、
年間契約だそうで、年中蔵元にみえる。酒造りをしていないときは、蔵元の従業員と
同じ作業をされているのだそうだ。
その杜氏とお話をさせていただく機会があり、素朴な疑問から、こだわりなどなど、
2時間ほどお時間を頂き、お話させていただいた。会う前は、どんな厳しい方なのか、
不安でいっぱいだったが、その会話から、いわゆる普通のおっちゃん・・・自分の父親と
歳が近いということもあって、特にそう思ったのかもしれないが、酒造りのお話に関しては、
常に目が鋭いものを持っていた。目がきらりと光るのだ。とたんにオーラを放つのだ。
圧倒される思いを何度となく感じた。言葉ではなく、杜氏そのものが酒に対する
こだわりそのものなのだと私は受け止めた。なかなか当時がいわゆる消費者に、
その姿を見ることはなかなか機会がないが、テレビてたまに蔵元内部での、
つくりの紹介がされていることがあると思うが、じっくりとみて欲しいと思う。
とても厳しいのだ。1分1秒を争う厳しい世界に身を置く杜氏。そんな姿を一度でも見れば、
酒というものを粗末にすることはとてもじゃないができない、私はいつもそう感じながら、
杜氏との話を思い出す。私がこんなことを言うのもおこがましいかもしれないが、
杜氏とは酒造りのプロ。プロの中のプロ。日本語ではそういう人を職人と言う言葉が
当てはまるのだろうか。私はこうしたこだわりの酒を売らせていただけることに対して、
新たに気を引き締めている思いだ。

TwitterでRT!この記事をみんなに教える |



マイクロアドはブログやサイトに貼るだけ。おっとその前に会員登録はこちらがお得。

投稿者 nao : 2003年01月01日 23:20

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.hida-takayama.net/mt-tb.cgi/56

コメント

コメントしてください

サイン・インを確認しました、 さん。コメントしてください。 (サイン・アウト)

(いままで、ここでコメントしたとがないときは、コメントを表示する前にこのウェブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)


情報を登録する?


Related Posts with Thumbnails