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2003年01月01日
守る
守る・・・・
前進的な言葉ではない、後退的な言葉と受け取りがちだが、(伝統を)守るということに関しては
あながちそうとは言い切れないと思っている。
大量生産・規制緩和など、改革が叫ばれて久しいが、酒で言う蔵元、陶磁器の世界で言う窯元、
工房や様々な業界での職人や関係者は特に維持が難しいと感じる。
(だからといってほかの方が決して楽ではない、同じように難しいと思うことは一緒だ)
どこでも手に入る便利なものは数々生み出されているし、それ自身は大歓迎ではあるが、
そこでしか手に入らないもの、その地域でこそ生まれたものがあるから特産品も生まれ、
伝統も始まる。これまで残っているということは、ちゃんとした理由があるからこそ
残っているはずだ。
ただし、温故知新(昔のことをよく研究し、そこから新しい知識や道理を見つけ出すこと。)
という言葉があるように、それに甘んじてはいけないとは思う。
(新感覚のワイン風の日本酒や、低アルコール日本酒などがそれに当たるのではないかと思う)
時代の流れだから・・・・・・ということだけで伝統を簡単に崩されてはほしくない。
必ず気がつかないところで、しかも身近に恩恵を受けていると思う。
私の場合で言うなら、飛騨高山という地域の伝統や歴史、蔵元の伝統は少なくとも
私や池田酒店に多大な影響を与えてくれていることと思うし、これからもその影響を
受けていくことになろうと思う。この恩恵を受けるということは、様々な人々に
支えられていることでもある、私はそう考えている。そのほんの一握りでもいいから、
その伝統や歴史の足跡を残せたら・・・と思う。逆に、飛騨の地酒や地ビールを
お客様に提供することによって、蔵元にもお客様にも影響を与えることができると思う。
「●●の里」が飲みたかったのに・・・・」「□□の梅が飲みたかったのに・・・・」
こんな言葉は聴きたくないものだ。あなたの好きな酒の蔵元が残るも残らないもあなた次第・・。
造る側も飲む側も守るべきものはきっとある。無くなってから後悔だけは絶対にしたくないものだ。
投稿者 nao : 2003年01月01日 23:28
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