スローフードについての考察

今、ひそかにスローフードが話題になっている。

さて、そのスローフードとは?
インターネットに携わる私としては、当然のように検索エンジンを駆使して
「スローフード」をキーワードに、ボタンを押す。

食事くらいはゆっくり食べよう」という指針を掲げており、
およそ15年ほど前にイタリアの小さな町、ブラ(BRA)で始まった運動だそうだが、
現在、日本では、NPO法人の「スローフード協会」が存在し、活動をされているそうだ。
「スローフード」。 ゆっくり食べる・・・・という意味でもあるが
、実は、  伝統的な食材や料理を守るということが基本。

日本スローフード協会によると、具体的な活動内容としては、

1. 消えてゆく恐れのある伝統的な食材や料理、質のよい食品、
    ワイン(酒)を守る。
2. 質のよい素材を提供する小生産者を守る。
3. 子供たちを含め、消費者に味の教育を進める。

と言うことだそうだ。

つまり、それぞれの食文化を守ろうということになるのである。
その食文化を守るためには・・・・伝統の食品や食習慣を見直し、
消えてしまいそうな農産物を守ると共に、高品質な食品を保護し、
普及していこうということ。私の店は当然ながら酒屋なので、
酒について書かせていただくが、酒の歴史は古く、
少なくとも飛騨の酒蔵の古いところでは、創業400年を有する古い蔵もある。
また、日本全国津々浦々探してみると、もっと古い蔵は数多く存在する。
それには数々の歴史と共に米と一緒に今現在の酒となるべくして
育まれてきたわけです。それには杜氏の職人芸を持って
育てられてきたわけですが、それがいとも簡単になくなってしまったとなると
どうだろうか?

杜氏をはじめ、蔵人達の歴史もそこで終わることになりますし、 
そこに生まれてきた文化もなくなるわけです。 
お酒好きの方は、日本酒が消えてなくなるのは嫌だと思われることでしょう。
いつの世の中も、日本酒そのものがなくなることはないとは思いますが、
質の高い、本当の意味での日本酒に出会うことは二度となくなってしまう、
そういうこともある可能性はあります。

もっと日本酒・酒米・杜氏・蔵人・蔵主・文化を見直してみてはいかがでしょうか?
そうすると、普段飲んでいる日本酒・ワイン・ビール・焼酎などのものが、
また改めて味を感じることになると思います。
スローフードと言う文化を次世代に伝えていく、そのためにも、
蔵元では常日頃からいい物(酒)を造ろうと、米の生産の段階から
深く携わっておられます。努力しておられます。

消費者である私たちも、その気持ちに答え、じっくりと味わい、「物」そのものを
見つめなおすと、また違った捉え方ができるのかもしれません。

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